投資家を絞っていくと、ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、レイ・ダリオ、ジム・シモンズ、スタンレードッケンミラーなどになってきました。それぞれの著名投資家には、異なる特徴やスタイルがあります。以下にそれぞれの特徴を簡単に説明します。
候補者リスト
- ウォーレン・バフェット: バフェットはバークシャー・ハサウェイのCEOであり、株式投資家として有名です。彼の投資スタイルは、割安な価値株を見つけ出し、長期的な視点で保有することに焦点を当てています。彼はしばしば「資産の持ち主」として知られており、彼の投資は企業の基本的な価値や持続可能な競争力に基づいています。
- ジョージ・ソロス: ソロスは量的な分析と市場心理学を駆使して投資を行うことで知られています。彼は一般に「ヘッジファンドの天才」として知られており、大胆な取引や市場の動向への的確な反応で有名です。また、彼の思想的な側面や慈善活動も注目されています。
- レイ・ダリオ: ダリオはマクロ経済の分析とポートフォリオのバランスを重視する投資家です。彼は経済サイクルや資産の相関関係を研究し、リスクを管理しながらポートフォリオを構築します。
- ジム・シモンズ: シモンズは数学と量的手法を駆使して投資を行うことで知られています。彼はレネッサンス・テクノロジーズを創業し、そのヘッジファンドで驚異的なリターンを達成しました。彼のアプローチは、データ駆動のアプローチと高度な数学モデルに基づいています。
- スタンレードッケンミラー:ヘッジファンドのマネージャーとして知られています。彼はジョージ・ソロスのクォンタム・ファンドでの成功で特に有名で、その後も彼自身のヘッジファンドであるドラッケンミラー・ファンドを設立しました。ドラッケンミラーはマクロ経済の見識に優れており、市場のトレンドやパターンを分析してポートフォリオを構築することで成功を収めてきました。
これらの投資家はそれぞれ異なるアプローチやスタイルを持っており、その多様性が彼らの成功に寄与しています。ざっくり分類すると、
- ファンダメンタル投資家:
- ウォーレン・バフェットとスタンレー・ドラッケンミラーは、ファンダメンタル分析に重点を置いた投資スタイルを持っています。彼らは企業の基本的な価値や財務状況、経営陣の質などを評価し、割安な価値株を見つけ出して投資を行います。
- マクロ投資家:
- レイ・ダリオはマクロ経済の専門家として知られており、経済サイクルや資産の相関関係を分析してポートフォリオを構築します。彼の投資スタイルは、市場全体の動向や経済指標、金利などの要因を重視するマクロ投資家に分類されます。
- テクニカル投資家:
- ジム・シモンズは、数学的なアプローチやテクニカル分析を用いて投資を行います。彼は市場のトレンドやパターンを分析し、それに基づいて取引を行うテクニカル投資家として分類されます。
それでもまだ多い・・・。もっと絞り込めないか・・・。という事で、今回決めた選定基準に照らし合わせ、師匠を決めていきます。
師匠を誰にする?結果発表
選定基準に立ち返り、この7名を「運用資産額×銘柄数」でプロットしてみました。
師匠の保有銘柄数を見ると、100は当たり前。中には1,000銘柄以上なんて方も・・。投資専業でない私たちがこのような大量の銘柄を運用するなんて現実的ではありません。10銘柄がギリでしょう・・・。しかし、師匠を真似たいという思いは強い!となると、たどり着くのは、「少ない銘柄でジオラマが作れる師匠」を探すです。とういことで、保有銘柄の上位5つが占める割合を円グラフにしてみました。円グラフの面積が大きければ集中投資、逆に小さければ分散投資をしていることがわかります。
結果、この5名にします!理由は、
- バフェット[★★★]
- 十分な運用規模があり、保有銘柄トップ5による再現の可能性が高い!定性的ではあるが、言わずと知れた投資会の大御所であるため、彼を入れない手は無い。
- ビルアックマン[★★☆]
- 中規模でありながら、彼はそもそも10銘柄しか持っていない!ため完コピできる。
- スタンレードッケンミラー[★★☆]
- 中規模、保有銘柄上位5つの割合も中程度であり、基準クリア。バランス型。
- マイケルバーリー[★☆☆]
- 正直師匠にいれるか悩みました。が、異端児を入れるのも良さそうとのことで採用。
- レイ・ダリオ[☆☆☆]
- 規模は中程度であり基準クリアであるものの、再現性が低い懸念がある・・・。しかし、彼の知名度、功績は素晴らしいため採用。
参考までにクジラと称されるGPIFがどれだけのなのか、載せてみました。巨大クジラですね!GPIFが持つ米国銘柄はバフェットと同じレベルの運用額です。Form13Fは米国株が対象なので、バフェットもこれがすべてではありませんが、それにしてもGPIFの巨大さを痛感します。